9月上旬よりシアター・イメージフォーラム、 新宿シネマカリテほか全国順次公開
19世紀を代表する哲学者、経済学者カール・マルクスの末娘エリノア・マルクスの激動の半生 を描いた『 ミス・マルクス 』(原題:MISS MARX、配給:ミモザフィルムズ)。
カール・マルクスの伝説の3姉妹の末娘であり、女性や子供たち、労働者の権利向上のため生涯を捧げ、43歳の若さでこの世を去った女性活動家エリノアの、知られざる激動の半生を初めて映画化。
監督・脚本を手掛けたのは、前作『Nico, 1988』(2017年)でヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門作品賞を受賞したイタリア出身のスザンナ・ニッキャレッリ監督。2020年ヴェネツィア国際映画祭でワールド・プレミアを迎えた本作は、同映画祭コンペティション部門でFEDIC賞、ベストサウンドトラックSTARS賞の2冠に輝き、2021年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞11部門ノミネート、3冠受賞を果たしている。
1883年、イギリス。最愛の父カールを失ったエリノア・マルクスは劇作家、社会主義者のエドワード・エイヴリングと出会い恋に落ちるが、不実なエイヴリングへの献身的な愛は、次第に彼女の心を蝕んでいく。社会主義とフェミニズムを結びつけた草分けの一人として時代を先駆けながら、エイヴリングへの愛と政治的信念の間で引き裂かれていくエリノアの孤独な魂の叫びが、時 代を越えて激しいパンクロックの響きに乗せて現代に甦る。
監督・脚本:スザンナ・ニッキャレッリ
出演:ロモーラ・ガライ、パトリック・ケネディ、ジョン・ゴードン・シンクレア、フェリシティ・モンタギュー、フィリップ・グレーニング
2020年/イタリア=ベルギー/英語・ドイツ語/ 107 分/カラー/ビスタ/ 5.1ch
原題: Miss Marx
字幕:大西公子
後援:イタリア大使館、イタリア文化会館、ベルギー大使館
配給:ミモザフィルムズ
(C) 2020 Vivo film/Tarantula
公式サイト:https://missmarx movie.com