ここ数年でインターネットが普及しており、スマートフォンを利用することで誰でもインターネットを利用することができるようになりました。これは非常に便利である一方、サイバー犯罪のリスクがあることも意味します。
それらの犯罪を防ぐための1つの方法として多くの人が利用しているのがVPNです。この記事ではVPNのメリットとデメリットについて解説しています。
まだVPNを利用したことがないという方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
VPNのメリット
パソコン vpnによって得られる代表的なメリットを紹介します。
通信を暗号化できるため、安全な通信が可能
VPNは、安全なアクセスに必要なトンネリング技術や通信情報の暗号化など、セキュリティに配慮したネットワーク構造になっています。
そのため、遠隔地の勤務先など、離れた場所から会社のサーバーやシステムに安全にアクセスすることができます。
また、VPNの中には偽サイトを教えてくれるものもあります。
低コストでの拠点間通信
VPNは、自社と拠点間のみしか通信できない専用線とは異なり、拠点間の安全な通信を可能にします。
また、工事費や維持費がかかる専用線と違い、VPNは仮想的なネットワークを利用するため、運用コストが低く抑えられます。
社内ネットワークへのリモートアクセス
2010年代後半から働き方が多様化し、リモートワークが推奨されていますが、VPNを利用することでPCだけでなくモバイル端末からのアクセスも可能になります。VPNを利用することで、遠隔地からでもセキュアでスピーディな通信環境を実現し、多様なワークスタイルに対応することが可能になります。
VPNのデメリット
低コスト、高セキュリティ、拠点間通信が可能なVPN接続ですが、メリットがある反面、デメリットもあります。
情報漏えいはゼロではない
VPNは種類によってセキュリティレベルが異なるため、情報漏えいのリスクは完全にゼロとは言えません。特に、VPNの初期設定を誤ると、DNSやIPの漏えいにつながる可能性があります。
セキュリティを意識しながら設定を行ってください。
通信速度が遅い場合がある
VPNの中でも、公衆回線を利用したインターネットVPNは、通信速度が一定しないというデメリットがあります。これは時間帯によって変動するため、時間帯によっては通信速度が遅くなることがあります。
製品によってはコストがかかる
VPN製品の中には、様々な機能を搭載しているものがあります。
機能が多いからと言って、必ずしも便利とは限りません。使わない機能が多く、コストが高ければ、無駄が生じることになります。