昭和の時代を振り返れば、長方形のゲームカセットを任天堂の本体に差し込み、コードにつながれたコントローラーで必死にスーパーマリオブラザーズやドンキーコングをプレイした風景が思い出されます。しかし、時代は平成から令和へと変わり、現代ではeゲームが盛んになっています。
eゲームの人気は留まるところを知らず、近年では教育や福祉の場でも採用されるようになりました。実際、国民全体の24%以上がオンラインゲームを利用しているというデータもありゲーム業界への興味や趣向意識は高まるばかりです。
さて、eスポーツのプロ ゲーマー 日本 人も大活躍していますが、その舞台は国内に限らず世界に広がっています。国内でもsスポーツチームが多く存在し、卓越した技術力と豊富な経験値で世界を彷彿とするプレイを見せていますが、一体どのようなチームが活躍しているのでしょうか?ここではスポーツベッティングでも人気の項目となっているeスポーツに焦点を当てて、日本が誇る最も実力のあるeスポーツチームトップ3をご紹介します。
DetonatioN Gaming
まずは、世界大会出場経験のある国内最高峰レベルのeスポーツプロチーム「DetonatioN Gaming(デトネーション・ゲーミング)」からご紹介します。
略して「DNG」と呼ばれるプロ集団
デトネーション・ゲーミングは「DNG」の略称でも有名ですよね。eスポーツのプロ集団としてもこの業界では知らない人はいないといった認知度の高さを誇ります。このチームは国内でも熱烈なファンが多いFPS、MOBA、RTSをはじめ、対戦アクションゲームやオンラインカードゲームの分野で輝かしいタイトルを獲得しており、その技術力や実力はお墨付きです。
また、eスポーツのプロチームDNGに所属して活躍する外国人選手に「アスリートビザ(Athlete Visa)」を取得したり、海外から実力のある選手を獲得する「移籍」にも力を入れています。
デトネーション・ゲーミングは全10チームで構成
デトネーション・ゲーミングには高度な実力を誇る全10チームがあります。それぞれのゲーム分野で各プロプレイヤーが大活躍中です!下記でゲーム名とチーム名をご紹介します。
ゲーム名/メッセージ | チーム名 |
<LEAGUE of LEGENDS>超人気MOBAゲームで略称LOL、チームワークは必死 | DetonatioN FocusMe |
<VALORANT>5対5のタクティカルシューターゲーム | DetonatioN Gaming White |
<APEX -LEGENDS->ALGS出場歴のあるプレイヤーが参戦! | DetonatioN Apex Legends |
<格闘ゲーム FIGHTING GAMES>ストリートファイターを軸に激闘中 | DetonatioN FIGHTING GAMES |
<PLAYERUNKNOWN’S BATTLE GROUNDS mobile>世界ダウンロード数1位、バトルロワイヤルの鏡 | DetonatioN Violet |
<SHADOW VERSE>賞金総額700万円のRAGE採用ゲーム | au デトネーション |
<STREAMERS>所属プレイヤーcivilaさんも活躍中! | DetonatioN Streamer |
<Splatoons2>インクで攻めろ!4×4の陣取りゲーム | DetonatioN Splatoon2 |
<大乱闘スマッシュブラザーズ>チームは2014年に設立、もはや説明の要らぬ人気ゲーム | DetonatioN SSBros. |
<FOOTBALL>コナミアミューズメントの旧ウイニングイレブン | DetonatioN eFootball |
デトネーション・ゲーミングの軌跡と歴史
DNGの創立は2012年。翌年にLOL部門を設立しています。以後、数多くの企業とパートナーシップ契約を結んだり、Starcraft2で知られるCriMsoN選手やストリートファイターでお馴染みの板橋ザンギエフ選手を迎えてさらにパワーアップしました。
また、2015年3月にはLOL部門でFocusMeが日本一に!同年8月にもLJL2015グランドチャンピオンシップで優勝を果たしています。DNGのLOL部門はトップクラスの実力があることがわかりますね。現在、DNGに所属している選手は40名。毎月のように開催される試合やイベントで大活躍しています。オフ会なども積極的に開催されているため、オープンなチームカラーも伺えますね。
DNGを率いるCEO梅崎氏の夢と目標
有力なeスポーツチームを持つデトネーション・ゲーミングのCEO梅崎氏は、日本国内でのeスポーツを盛り上げるために、優秀な選手とスタッフと一丸となって世界のトップを目指し、前進することができたと話しています。
また、世界を戦いの舞台とする環境や土台が完成し、日本でのパイオアニアとなるべく「フルタイム制」のeスポーツプロチームをスタートさせたのも、デトネーション・ゲーミングの特徴でしょう。つまり、過去の認識ではゲームの上手な人、また腕の良いゲーマーと呼ばれたポジションを本格的な職業分野へと発展させた第一人者と言えます。プロのeスポーツプレイヤーとして世界で活躍することを推進させ、本格的な職業とする「給与性」を導入したことで、一気にeスポーツ文化が広がりを見せ始めたわけですね。
CEOの梅崎氏の目標は所属プレイヤーが世界大会の舞台に立つこと!そして、eスポーツのさらなる普及と認知を目指すと語っています。
忍ism
お次は、忍者を連想させるネーミングの「忍ism(シノビズム)」です。
あの「ももち」と「チョコブランカ」が起業
eゲームの熱狂的なファンならおそらく周知の名前でしょう。忍ismは2015年に世界で名をはせるプロゲーマーの「ももち」と国内初の女性プロゲーマーとして話題を集めた「チョコブランカ」が共同で起業したブランドです。この二人、実は夫婦なんですよ。ゲームを通してはぐくんだ愛が、今ではeゲーム市場を爆発的に盛り上げてくれています!
実際、コミュニケーションツールとしてeスポーツの動画や配信を積極的に行っており、ゲーム文化の発達と繁栄を目的に、あらゆる世代にフィットした柔軟な活動を行っています。
格闘ゲームを中心に大活躍
忍ismはEVOやCapcom Cupといった獲得ゲームの最高峰イベントで優勝したことがある実力の高いプロゲーマーチームです。世界レベルに匹敵するゲームプレイを武器に、ストリートファイターやスプラトューン2を中心に大活躍をしています。
忍ismのゲーム部門は主に4つ。格闘ゲームに従事する「Fighting」、大乱闘スマッシュブラザーズといった格闘ゲームに参戦する「Smash」、スプラトゥーンシリーズを専門とする「Splatoon」、そしてカーレースを中心にレース系ゲームに取り組む「Racing」となっています。在籍するプレイヤーが最も多いのが「Fighting」で、世界で最もプレイされている格闘ゲーム・ストリートファイターを強味とする腕自慢のプロが多く在籍しています。
ひぐち選手の功績に感謝
輝かしい成績としては、ひぐち選手が2020年のSFLのプレシーズン大会予選の予選U22枠
で優勝し、ファイナルへと駒を進めています。残念ながら、ひぐち選手は2022年5月に卒業してしまいましたが、大学日本一を決定するイベントで優勝するなどeスポーツ業界における貴重な存在として大活躍してきました。このように大学での学業とeスポーツのプロ選手との2足の草鞋を履いて力を注いだプレイヤーもいらっしゃるわけですね!
DeToNator
最後にご紹介するのはeスポーツ業界を爆発的に盛り上げているDeToNator(デトネーター)です。
AVAやDota2で大活躍の驚愕チーム
そもそも、チーム名であるデトネーターとは起爆装置のこと。DeToNatorの大文字部分をとって「DTN」の名前でも有名ですよね。eスポーツのプロゲーマとして業界を震撼させ、起爆剤のようなインパクトあるゲーム展開を見せよう!という意気込みが伝わってきますよね。ネーミングの由来からも明らかです。
デトネーターはAVA、オーバーウオッチ、Dota2、PUBG、Fortniteといった分野で素晴らしい功績を上げています。デトネーターが世界に誇るApec Legends、Volorant、Rocket Leagueの各部門から目が離せませんが、起爆装置となる圧巻の試合展開を楽しみ活躍を期待しましょう。
カッコいいストリーマーが多数在籍
デトネーターではTwichで動画配信を行う専属のストリーマーがいます。Suruga Monkey、RobiN、imoNariさんなど多数の名ストリーマーがハンドパフォーマンスや難しい場面での攻略術、チームワークの重要性などを過激に、そしてわかりやすく視聴者に伝えています。とにかく、デトネーターはスタッフやプロフェッサーを含め、所属のプロ選手の皆さんキリリとしていて自信に満ち溢れています。黒を基調にしたチームカラーに大手ドリンクメーカーの「Red Bull」のロゴがキラリと光ります!
その他、注目のeスポーツチーム
DetonatioN Gaming 、忍ism、DeToNatorの他にも、国内には実力の高いeスポーツチームがたくさんあります。
例えば、「傷」を意味する「SCARZ(スカーズ)」は2012年に創立以後、サッカーゲームを中心にレベルの高い試合を見せており、タイトル獲得への進出経験もあります。大乱闘スマッシュブラザーズをはじめ、Call of Duty、Dota2、FIFA、Fortnite、海外で圧倒的な人気を誇るRainbow Six Siege、Heartstoneといった部門があります。
また、Rainbow Six Siegeに特化した活動で有名な「父ノ背中(ちちのせなか)」は、R6Sの世界では名の通った一流チームです。Battlefield1やストリートファイターVアーケードエディションといった部門を含め、多くの分野で名選手がプロの腕を披露しています。ツイッターのフォロワーも多く、動画配信で絶大なる支持を得ているプロゲーミングチームとなります。
その他、Rush Gaming、TEAM GODSGARDEN、DONUTS USG、AKIHBARA ENCOUNT、Rascal Jesterといったチームも日本が代表するeスポーツのプロチームです。
まとめ
急ぎ足でお伝えしましたが、eスポーツは一般のスポーツの領域をはるかに超える熱気と興奮が味わえるのが特徴です。今回ご紹介したトップ3は世界の舞台でも活躍する日本のベストeスポーツチームです。正式に認定されたプロのeスポーツ選手が巧みなハンドパフォーマンス、知恵、勘、経験値、そしてチームワークを駆使してトロフィーを狙います!ぜひ、今後の活躍に期待して全力で応援していきましょう。